「採用力を上げるために、SNSで発信していきたい。」
「若い人にもっと知ってもらいたい。」
「イベントに人を集めたい。」
「新しい商品を、ちゃんとターゲットに届けたい。」
相談の入口は、だいたいこういう話です。
そこからInstagramの運用になることもあります。
TikTokを使うこともある。
インフルエンサーを起用することもある。
広告を使うこともある。
結果として、Webまで整えることもあります。
ただ、私たちは最初から手段を決めているわけではありません。
何のためにやるのか。
誰に届けたいのか。
その人に、何を知ってほしいのか。
そのあと、どう動いてほしいのか。
Instagramを使うかどうかも、 インフルエンサーを起用するかどうかも、 そのあとです。
何を使うかより先に、何を達成したいのかを考える。
私たちは、そういう順番で仕事をしています。
01.目的が先にある。
SNSの相談を受けたからといって、 SNSの中だけで答えを出すとは限りません。
ターゲットによってはTikTokを考える。
検索される商品なら、Webの受け皿を見る。
検索広告を組み合わせる。
インフルエンサーの発信を広告として広げる。
店頭やイベントへ人を呼びたいなら、 そこまでの導線を考える。
リアルイベントの出演者を、 SNSで影響力を持つ人からキャスティングすることもあります。
必要であれば、Webそのものをつくることもあります。
テレビやラジオと連動する案件なら、 SNS起点の演者側を調整することもある。
プレス配信を手伝うこともあります。
一つひとつを並べると、 違う仕事に見えるかもしれません。
でも、私たちの中ではそれほど離れていません。
誰に届けるのか。
どこで接触するのか。
その次に、どこへ動いてもらうのか。
その流れの中で必要だから、使っています。
02.手段を先に決めると、考えられることが減る。
「Instagram施策だから、Instagramの中で考える。」
「インフルエンサー施策だから、誰を起用するかを考える。」
最初からそう決めてしまうと、 検討できる選択肢は当然少なくなります。
もしかすると、 インフルエンサーを増やすより広告に予算を回した方がいいかもしれない。
SNS上の接触は十分で、 Webの受け皿を整えた方がいいかもしれない。
新しく何かを始めるより、 今あるCreativeを広告で届け直した方がいいかもしれない。
逆に、Webや広告ではなく、 人が実際に集まるイベントをつくった方がいいこともあります。
目的が先にあれば、手段を変えられます。
手段が先にあると、 目的の方をその手段に合わせ始めてしまう。
私たちは、そこを逆にしたくありません。
03.人は、媒体ごとに生活していない。
SNSの中で知った人が、リアルイベントに出演する。
店舗で行われるイベントを、SNSで知って人が集まる。
テレビやラジオに出演する人が、SNSでも発信する。
店頭で体験した人が、そのあとSNSで調べる。
今は、オンラインとオフラインを きれいに分ける方が難しいと思っています。
人は媒体ごとに生活しているわけではありません。
Instagramを見たあとに検索する。
検索したあとにWebを見る。
Webを見たあと、数日後に店へ行く。
イベントで知った人を、 帰宅してからInstagramでフォローする。
企業側では施策が分かれていても、 受け取る人の中では一つの体験です。
だから私たちも、 できるだけ一つの流れとして考えたい。
SNSは、その中の大きな接点ではあります。
でも、全部ではありません。
04.やらない選択もある。
できることを増やすと、 何でも提案したくなります。
Instagramもできる。
TikTokもできる。
インフルエンサーもいる。
広告も運用できる。
Webもつくれる。
イベントの認知や集客にも関われる。
でも、
使える手段が多いことと、 全部使うことは違います。
目的に必要なければ、やらない。
Instagramを毎日更新する必要がないなら、更新しない。
インフルエンサーが必要なければ、起用しない。
広告を使わなくても届くなら、使わない。
Webを作り直す必要がなければ、今あるものを使う。
手段を売ることが目的になると、 施策は増えていきます。
でも、施策が増えるほど、 プロモーションが良くなるとは限りません。
手段が多いことより、何を使わないかを決められること。
それも、プロモーションを考える仕事の一つだと思っています。
05.私たちは、何屋なのか。
SNS運用もします。
インフルエンサーマーケティングもします。
広告も運用します。
Creativeもつくります。
Webもつくります。
イベントの認知や集客に関わることもあります。
一つだけ切り取れば、 それぞれ違う会社に見えるかもしれません。
でも、私たち自身は、 それを別々の仕事だとはあまり考えていません。
企業やサービスが、 誰に、どう届くのか。
そのために必要なものを考えて、組み合わせる。
たまたま私たちは、 その多くをSNSの周辺から始めてきました。
だからSNSに強い。
でも、SNSを使うこと自体が目的ではありません。
Instagramをやることでもない。
インフルエンサーを起用することでもない。
Webをつくることでもない。
何を達成したいのか。
最初に考えるのは、そこです。
手段は、そのあとで決めればいい。
私たちは、そう考えています。
