福岡で20代に届けたいとき、この1年、私たちはTikTok広告に手応えを感じてきました。

案件の目的や内容によって判断は変わりますが、若い世代に動画を届ける媒体として、有力な選択肢だったと思っています。

最近、その運用の中で、少し変化を感じています。

CPM、つまり広告を1,000回表示するための費用が、少し上がってきた。大幅な変化ではありません。ただ、以前と比べて、同じ条件で届けるための費用が気になる場面が出てきました。

福岡でも、TikTok広告を使う企業が増えてきたのではないか。

私たちは、そんな感覚を持っています。

もちろん、配信費用は時期やターゲット、広告の内容などでも変わります。CPMだけで、福岡の広告主が増えたと断定することはできません。

それでも、運用を続ける中で感じる変化があります。今回は、費用に加えて、広告が届く場所についても考える機会がありました。

01.福岡でも、選択肢に入ってきた。

TikTokを、若い人が動画を楽しむアプリとして知っていることと、企業が広告の配信先として使うことには、少し距離があります。

私たちが見ているのは、その距離が縮まってきたのではないか、ということです。

福岡の企業が、福岡で届けたい人に広告を出す。その選択肢に、TikTokが入る。

この1年の運用では、20代へのリーチを考えるうえで、私たちにとって特に手応えのある媒体でした。

だから、最近のCPMの小幅な上昇も気になります。

広告を出す側が増え、同じ人に届けようとする競争が、以前より起きているのかもしれない。

市場全体の数字で確認できている話ではありません。私たちが関わる案件での変化から、そう感じているという話です。

ただ、以前の配信実績を、そのまま次の見込みに使ってよいかは、改めて考えたいと思っています。

02.管理画面の中で、届け先が広がっていた。

もう一つ気になったのが、クリックを目的にした配信です。

これまで私たちが運用していた案件では、TikTok以外の配信先として意識していたのは、主にLemon8やTikTok Liteでした。

ところが、直近で運用した案件では、それ以外の配信先が大きく増えていました。

TikTokの広告管理画面から出稿していても、広告が届く場所は、TikTokアプリの中だけとは限りません。公式の案内でも、複数のアプリや外部の広告ネットワークへの配信が用意されています。

その仕組み自体が今回初めてできた、という話ではありません。

私たちが実際の配信で見た届け先が、以前と違っていた。その変化が、今回気になりました。

出稿量が増えたことで、より多くの広告を届ける場所が必要になっているのではないか。

そう考えたくなる動きではあります。ただ、配信先が広がった理由を、私たちが確認できているわけではありません。ここは、運用から生まれた仮説です。

確かに見えたのは、配信先の広がりと、かなり安いクリック単価でした。

03.どこでも届けばよい、とは考えていない。

Lemon8への配信は、今回の目的では許容できると考えています。

TikTok Liteは、ぎりぎり。ただ、同じように捉えてよいかは、少し引っかかります。

そして、今回増えていた配信面については、私たちがTikTokを選んだ理由に合うものとは思えませんでした。

TikTokで出すのは、単に広告管理画面を使いたいからではありません。

届けたい人が、そこで動画を見ている。その中で、今回の映像を見てもらいたい。そう考えて、媒体を選んでいます。

配信先が変われば、動画に出会う状況も変わる。TikTokに合うと考えた表現が、その場所でも同じように届くとは限りません。

今回増えた配信面を使うためなら、私たちはTikTok経由で出稿する理由を見いだせませんでした。

その配信面に価値がない、と言いたいわけではありません。今回、私たちが届けたかった相手や、TikTokを選んだ意図とは合っていなかったということです。

クリック単価だけを見ると、よい数字でした。

一方、LP側で計測したコンバージョン率には、手応えがありませんでした。

その数字だけで、特定の配信面が原因だとは言えません。LPや広告の内容など、ほかにも確認することはあります。

それでも、安くクリックが集まったことを、そのまま配信のよさとして報告する気にはなれませんでした。

「TikTokで出す理由が、配信先にも残っているか。」

私たちは、そこを確かめたいと思っています。

04.広がっていく媒体を、使い直す。

福岡でもTikTok広告が浸透してきたのではないか。

競合が増えたように感じることも、配信先の変化も、私たちにとっては、媒体との付き合い方を見直すきっかけになっています。

以前、手応えがあった。 今回も、クリックは安く集まった。

その二つだけでは、次も同じように使う理由にはなりません。

誰に、どこで、どんな状態で見てもらいたいのか。今回の配信は、それに合っていたか。

管理画面の数字と、実際の届け先、LP側の計測を照らし合わせながら考える必要があります。

私たちは、TikTok広告への期待を持っています。この1年、20代に届ける仕事で感じてきた手応えもあります。

だからこそ、その名前だけで配信を捉えず、中で起きている変化を見ていきたい。

福岡で選べる広告の使い方が広がっていく中で、私たちも、目的に合う届け方をその都度考えていきます。