商業施設に、今週末来てほしい。 イベントの開催日に、予定を空けておいてほしい。 旅行先を考えるときに、その地域を候補に入れてほしい。

どれも、私たちがSNSの仕事で関わる集客です。

ただ、知ってもらってから実際に来てもらうまでの時間は、同じではありません。

近くの施設へ買い物に行くことと、旅先を決めることでは、必要な準備も、誰かと相談する時間も違います。

発信する内容に加えて、いつ届けるか。

私たちは、来てほしい日と、そこまでの時間から考えたいと思っています。

01.同じ集客でも、予定の入り方が違う。

商業施設は、日常の中で立ち寄る場所でもあります。

買い物をする。食事をする。用事のついでに寄る。 新しい商品を知って、見に行く。

一方で、期間限定の催事やイベントが、来館する理由になることもあります。

同じ施設の発信でも、いつもの選択肢に入ってもらう仕事と、特定の日を選んでもらう仕事がある。

イベントでは、開催日が決まっています。

興味を持ってもらっても、その日に別の予定が入っていれば来られない。誰かと行くなら、相手の都合もあります。

観光では、行ってみたいと思ったあとに、移動や滞在、休みの調整が関わることもあります。

どれも、情報を見たその場で決まるとは限りません。

「集客したい」という目的を共有したうえで、どんな予定として、その人の生活に入るのかを考えます。

02.早く知らせるだけでは、足りない。

開催日が決まっているなら、早く知らせたほうがよい。

そう考える場面はあります。ただ、早く投稿すれば、それで十分というわけでもありません。

日程を知っても、何を楽しめるのかがわからなければ、予定を空ける理由はつくりにくい。

反対に、内容を詳しく伝えられる頃には、すでに予定が埋まっていることもあります。

先に日程を知らせる。 内容が決まったら、楽しみ方を伝える。 開催が近づいたら、行くために必要な情報を届ける。

そうした流れを考えることになります。

すべての案件を、同じ段階に分けるつもりはありません。情報が揃う時期も、開催までの期間も違います。

ただ、投稿できる情報がある日に出す、という進め方だけでは、見る人が予定を決める時間と合わないことがある。

制作や確認の日程と一緒に、受け取る側の時間も見ておきたいと思っています。

03.続ける発信と、集中する施策。

商業施設のアカウントでは、日々の発信を通じて、施設やテナントの魅力を知ってもらう仕事があります。

その積み重ねがある中で、催事や新しい企画を知らせる。

普段から見ている人に届けることと、今回の企画に興味を持ちそうな人へ広げることは、役割が少し違います。

SNS運用に加えて、インフルエンサーや広告を使う場合も、その違いを考えます。

誰に、どの時点で知ってもらうのか。 何を見れば、行きたいと思えるのか。 直前に、何を思い出してもらいたいのか。

広告を出す期間も、動画を公開する日も、そこから考えたい。

観光の発信でも、継続して地域を知ってもらうことと、特定の季節や企画へ人を集めることがあります。

一度知って、すぐに旅行するとは限らない。以前見た情報を、旅先を考えるときに思い出すこともある。

日々の発信と、来てほしい時期に集中する施策。その両方を、目的に合わせて組み合わせます。

「こちらが告知できる日と、その人が予定を決める日は、同じとは限らない。」

04.来てほしい日まで、見る。

発信する側には、情報を出せる日や、確認が終わる日があります。

イベントの詳細が決まる。素材が届く。関係者の確認が取れる。

私たちも、その条件の中で仕事を進めています。

一方で、見る人には、見る人の予定があります。

週末の過ごし方を考える。 一緒に行く人へ連絡する。 休みを取り、移動を調べる。

その二つを、できるだけ合わせたい。

情報が揃うまで待つのか。 先に出せることを伝えるのか。 公開の順番を変えるのか。 残された期間で、どこに広告を集中するのか。

案件ごとに、判断することがあります。

来てほしい日があるなら、その日までに知ってもらえばよい、とは考えていません。

知る。興味を持つ。相談する。予定に入れる。

その時間も含めて、発信を組み立てたい。

商業施設、イベント、観光。同じ集客でも、その人の生活への入り方は違います。

私たちは、届ける内容と一緒に、届くタイミングも考えていきます。