福岡でインフルエンサー施策をしていると、企業や施設がインフルエンサーへ直接声をかけているケースをよく見ます。

もちろん、それ自体は悪いことではありません。

予算を抑えたい。 知っている人にお願いしたい。 まずは小さく始めたい。

無償でお願いすることだって、双方が納得しているなら、それでいいと思います。

ただ、インフルエンサーのキャスティングをそれだけで続けていると、少し気になることがあります。

いつも来てくれる、似たような人たちが、ずっと投稿している。

という状態です。

01.呼べる人から、選び始める。

無償でも来てくれる。 連絡先を知っている。 以前も投稿してくれた。

そうすると、次もその人に声をかけやすい。

さらに、その人と近い人が増えていく。

気づけば、毎回似たようなインフルエンサーが、似たような投稿をしている。

でも、本来考えたかったのは、

誰なら来てくれるかではなく、誰なら今回届けたい相手に届くか。

だったはずです。

ここが逆になると、キャスティングというより、単に人を集めている状態に近くなります。

02.無料だから、悪いわけではない。

私たちは「無償施策はやめた方がいい」と言いたいわけではありません。

無償でも成立する企画はあります。

たくさんの人に体験してもらうこと自体に意味がある場合もある。

魅力を大量に発信してもらうことが、正解になることもあります。

ただ、

予算がないから無償にする。 無償だから来てくれる人を呼ぶ。

これだけで人選が決まってしまうと、プロモーションとしては少し違うと思っています。

03.同じ人が上げ続けることが、プラスとは限らない。

同じ人に何度もお願いすることもあります。

過去に結果が出ている。 商品との相性がいい。 仕事もきちんとしている。

そういう理由があるなら、もちろんいい。

でも、理由が「また来てくれるから」だけなら話は別です。

見る側からすれば、

また同じ人。 また同じ場所。 また同じPR。

になることもあります。

広がっていないだけならまだいい。

場合によっては、そのブランドや場所そのものに対して、いつも同じ人たちが紹介しているもの、という見え方をつくってしまうこともあります。

プロモーションのつもりでやっていることが、逆にブランドの見え方を狭くする可能性もあります。

04.福岡でインフルエンサーをキャスティングするということ。

インフルエンサーの連絡先をたくさん持っている。

それだけで、キャスティング会社に価値があるとは私たちも思っていません。

大事なのは、その案件で、

誰を選ぶのか。 誰を選ばないのか。 どんな組み合わせにするのか。 過去に誰を起用したのか。 同じ層ばかりになっていないか。 その人が、この商品を伝える理由があるか。

そこまで考えることだと思っています。

「呼べる人を呼ぶ」と「プロモーションとして人を選ぶ」は違う。

05.人を集めることと、人を選ぶこと。

直接お願いしてもいい。 無償でもいい。 キャスティング会社を使わなくてもいい。

ただ、

なぜ、その人なのか。

そこだけは、予算の有無とは別に考えた方がいい。

私たちが考えるキャスティングは、人を連れてくることではありません。

誰に届けたいのかを考えて、そのために誰を選ぶのかを考えることです。

人を呼ぶことが目的になった瞬間、プロモーションは少しずつ目的から離れていくと思っています。